5年後の勃起障害を防ぐ

前立腺がんの摘出とアムロジンOD錠による勃起障害

前立腺がんは日本人には少ない病気と言われていますが、近年では欧米人のライフスタイルや食事に似た生活をしているためか、罹患する確率が増えてきています。がんが肥大することで排尿が困難になり、進行すると血尿が出たりリンパ節や骨に転移して下半身麻痺などを起こす原因となります。治療方法は放射線やホルモンといった様々な方法がありますが、前立腺を摘出するという方法も存在します。摘出手術では後遺症として勃起障害に発展することがあり、勃起ができずに困った場合はED治療薬を用いた治療を行うこともあります。前立腺摘出の際に、神経温存手術で神経を残すことができれば可能性はありますが、どうしても神経を切断する必要があった場合は、完全な勃起障害となってしまい治療しても勃起は不可能となります。アムロジンOD錠は血圧を下げるために用いられる経口薬で、高血圧症の人に処方されます。分類的にはカルシウム拮抗薬となっており、血圧のコントロールのため必要に応じて増減されるのですが、副作用として極稀に器質性の勃起障害が起こることがあります。また、治療薬を使用しなくても高血圧の合併症として勃起ができなくなるリスクもあるため、アムロジンOD錠を使用している人は、ED治療薬との併用が必要になる場合もあります。ただし、アムロジンOD錠だけでなくED治療薬にも血管を拡張する作用があり、相互作用によって血圧が下がりすぎてしまう可能性もあるため、気軽に使用できるような治療薬とはなっていません。そもそも血圧に異常がある人はED治療薬の使用が推奨されていないので、勃起障害を改善しようと考えている人は、かかりつけの医師と相談して使用できるか、使用できたとしても注意点などを確認しておく必要があります。